アクセス統計 Alexa の使い方と問題点

Alexa(アレクサ)は、世界中に存在する全てのドメインのアクセス統計を行っているAmazonの子会社だ。

任意のドメイン名を入力するだけで誰でも、そのドメインのリーチ数、アクセスランキングの順位、ページビュー数を過去5年間以上にわたってグラフで確認出来る。
また、5ドメインまでのグラフを同時に出し、アクセス数の増減を比較することも可能だ。

このようにAlexaは大変便利で有意義なサイトではあるが、いくつか注意点もある。
使用方法を含めて、以下で解説する。



Alexaアクセス統計情報の見方

Alexaのトップページ最上部にあるTraffic Rankingsをクリックし、そのすぐ下に表示されているフォームに統計情報を見たいドメイン名を入力し、[Get Traffic Details]ボタンを押す。
例えば、mixi.jp と入力すると、下のような画面が表示される。

Alexa Traffic Details 上部

最上部の Category及びサイト名、説明文はdmoz(ODP)の登録情報だ。
説明文の下の Traffic Rank for ドメイン名 は、全ドメインの中での、このドメインのアクセスランクである(この場合はmixi.jpの順位)。

その下には、アクセス統計のグラフが表示されている。
デフォルトでは6ヶ月分のリーチ率の推移グラフが表示されており、左上のタブでReach(リーチ率)、Traffic Rank(ランキング順位)、Page Views(ページビュー数)を切り替えられるようになっている。

また、Rangeでグラフ表示範囲を7d(七日間)、1m(一ヶ月間)、3m(三ヶ月間)、6m(六ヶ月間)、1y(一年)、3y(三年)、5y(五年)、max(最長期間)から選択出来る。

Smoothingはグラフの平均化割合で、右方向(+)に行くほど滑らかなグラフになる。
Alexaではデータを一日単位で記録しており、長期間のグラフになると日々の増減でグラフが見難くなってしまうので、必要に応じて滑らかにしたほうが見易くなるだろう。

Medium、Largeはグラフ自体の表示サイズだ。

グラフの下に付いているCompare sitesには、最大5つまでのドメイン名を入力する事が出来、Submitを押す事で入力した複数のドメインのグラフを一度に表示させることが可能となっている。
いくつかのサイトのアクセス増減割合の比較などを行ないたい場合に非常に便利な機能だ。

また、ここでは割愛するが、最上部のEXPLORE THIS SITEよりOverview、Related Links、Sites Linking inを選択することでその他の付随する情報を閲覧出来る。

次に、もう少し下にスクロールさせてみる。

Alexa Traffic Details アクセス統計の詳細

このエリアでは、先ほどのリーチ率、ランキング順位、ページビュー数の具体的な数値データを、一日(昨日のデータ)、一週間、三ヶ月単位で見られるようになっている。
また、3 mos. Changeは三ヶ月の変動率(量)を表す。

最後に、一番下のエリア。

Alexa Traffic Details 国別アクセス数とアクセス先サブドメイン

ドメイン名 users come from these countries は、そのドメインにどの国からどれくらいの割合の人が来ているかのデータだ。
日本語のサイトであれば普通は日本の割合が圧倒的に多いはずだ。
また、ここで国名をクリックすると、それぞれの国のアクセス上位サイトが表示される。

ドメイン名 traffic rank in other countries は、上記のそれぞれの国での国別アクセスランキング順位だ。

Where people go on ドメイン名 は、指定したドメインにサブドメイン等が有る場合の、指定ドメイン全体を100%とする、それぞれのサブドメインのアクセス割合である。


Alexaはどのようにアクセス数を計測しているのか?

Alexaはどのようにアクセスデータを収集しているのだろう。

ご存知の通り、インターネット(ウェブサイト)のアクセスの仕組みというのは、いつも決まったサーバや経路を必ず経由するものではない。
その為、どのような団体であれ、全てのアクセスを計測する事は不可能だ。

つまり、ユーザ側に何らかの仕掛けをする事でしか、様々なドメインへのアクセス数を計測する方法は無いわけである。

Alexaの場合は主に、AlexaツールバーやAmazonのA9ツールバー(GoogleやYahooのツールバーと同種のものと考えて良い)をブラウザにインストールした環境からAlexaに送信させる事でアクセスデータの収集を行なっている。
また、IEの古いバージョンにおいて特定の機能を有効にした場合もデータがAlexaに送信されるようになっているようだ。

そのようにして集めたアクセスデータを送信者の人数で割り、インターネット全体の推定ユーザ数で掛け合わせれば、おおよそどれくらいの人がアクセスしているのかという数値や割合が導き出せるわけだ。
仕組みとしては、TV視聴率の算出方法に近い仕組みだと考えて良いだろう。


Alexaデータの信頼性と問題点

上記で説明した通り、Alexaのデータは非常に少なくはないが、かといって多いわけではない一定の環境のユーザからのみ収集される。

この為、サンプリング数が少ない事による順位の誤差が少なからず存在する。
実際の所、よほどの有名サイトでない限り、データの誤差はかなり大きい(=信頼性が無い)と考えたほうが良いだろう。
概ね、10万位以下のサイトのデータは、短いスパンで見た場合はほとんどアテにならない。

また、このようなサンプリング数の問題以外にも、実は無視できない大きな誤差を生み出す可能性を秘めている。
これは、A9ツールバー等をインストールしたPCからのみデータが収集されるという所に起因する問題だ。

そのようなツールバーをインストールする人物は、大抵はPCにある程度慣れている人で、また、ホームページを作っていたりSEO等に興味がある人が多い事が推測出来る。
逆に、PC初心者がいきなりインストールすることはまず無いだろう。

つまり、データの提供元となるユーザ層に明らかな偏りが存在する為、よくアクセスされるサイトも自ずと偏り、実態とはかけ離れたものになる可能性が高い。
実際に、SEO関連のサイト等は総じて順位が高くなる傾向が見られる。

このような特性がある為、ある程度順位の高いサイトであっても、ジャンル(業種等)の違うサイト同士で単純に順位を比較することは、恐らくナンセンスである。

ただ逆に言えば、ある程度アクセス数の多いサイトで、かつ同じジャンルのサイト同士でならば、単純に比較してもそれほど誤差が無く、参考になるデータが得られる可能性が高いとも言える。


Alexaの仕様に起因する問題

Alexaアクセスランキングでは、ドメイン単位でデータの収集、統計を行なっている。
この為、例えば fc2.com等のように、一つのドメイン内で多くのサブドメイン(サービス)を運用している場合は、サブドメイン別にアクセス数やランキング順位の推移を知る事が出来ない。

また、そういったドメインは各サブドメインのアクセス数が合計される為にランキング順位が高くなり、同時に他のサイトの順位にも影響を及ぼす事になる。

こういった点も理解しながら、あくまでも参考程度にデータを活用するのが良いだろう。

※出来る限り調べた上で書いておりますが、内容に間違い等があればご指摘くださいませ。


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テーマ: SEO対策 - ジャンル: コンピュータ

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  • 2012/05/24(木) 17:10:51 |
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